ペットボトルで風力発電機を作ろうと思ったきっかけ
2011年夏、息子の夏休みの宿題で自由研究の題材が決まらずにいたとき、 テレビでは原発事故関連のニュースや特集の中で「節電」「再生可能エネルギー」などの話題が流れていました。
そんな時、散歩中にふと畑を見るとペットボトルで作られたモグラ避けの風車が回っていたのです。
こんな風車です。(再現のため自分で作ってみました)
そして「この風車で風力発電機を作れば理科の勉強になるんじゃないかな?」と思って、
ペットボトルなどの廃品を主な材料としたペットボトル風力発電機を作ろうと思ったのです。
息子も「おもしろそう!」とすぐに賛成しました。
完成したらこんな感じかな?というような絵を息子が描き、
いきなり思いつきで作り始めたうえにオリジナル作品にこだわっていたため、参考文献や設計図などをネット等で探すことは全くありませんでした。
なので、製作はかなり大変でした。
すぐに作れると思っていた息子は半泣き。参考となるものが無く大変だったこともありますが、主な原因は、作り始めた段階で夏休み終了まで残り3日だったからです。
そして完成までに3日を費やし、8月31日の夕方に完成しました。
でも、この「ペットボトル風力発電機の作り方」をご購入すれば、揃える材料や作り方の手順が、図と写真で説明してあるので、2〜3時間もあれば作れます。
ちなみに、夏休みの自由研究の作品として小学校に提出後、郡の(田舎なので郡です)コンクールで
なんと銀賞を受賞させて頂きました。
そのときの画像がこれ・・・ですが、形が分かってしまうのでボカシを入れてあります。
ボカシ無しの画像は商品文書内に掲載されていますのでそちらをご覧くださいね。
特徴
このペットボトル風力発電機の特徴は
・ペットボトルを材料とした6枚羽根の風車を利用した風力発電機
・風向の変化に合わせて360度向きを変えることができる
・発電するとLEDが発光する
というところです。
材料費
気になる材料費は、風力発電自体がエコな題材であるため、廃品利用つまりリユース&リサイクルをメインとしています。
そのため、お手持ちの道具や材料によっては揃える材料の金額は1000円を切る場合もあります。
筆者は作品の中心となる「発電機」となるモーターを含め、近所の大型ホームセンターの模型売り場で購入したので材料費は1200円程度でした。
1200円あれば箱に入った工作キットを買うこともできたでしょうが、
ただ組み立てるだけのものでは味気無いですよね。
だったら、自分で切断し、穴を開け、接着し、何より自分で考え工夫をして作ったほうが、たとえ半泣きで作ろうとも夏休みの思い出として良いものになるのではないでしょうか?
モーターを設置して組み立てたばかりの風車を手で回し、「やった!LEDが光った!!」と、それまで宿題が終わらない不安で半泣きになっていた息子が、うれし泣きの表情になった瞬間を、私は忘れることができません。
また、8月31日の夜風で風車を回しながらLEDの光を確かめていた息子の胸にはどんな思い出が刻み込まれたのでしょうか・・・。
学習できること
思い出も大切ですが、学習も大切です。
このペットボトル風力発電機の工作で学習できることは、
1.リユースやリサイクルでエコロジーについての意識を高める
2.再生可能エネルギーとその重要性
3.カッターやキリなどの工具の使い方
4.風の流れや空気抵抗
5.てこの原理、滑車の仕組み
6.発電機の仕組みとエネルギー保存の法則
7.電気の流れ、電圧、消費電力
8.羽根の枚数による回転効率の変化
などがあります。 ちなみに下にいくほど高学年向けです。
この「ペットボトル風力発電機の作り方」には基本形の作り方を掲載していますが、大きなペットボトルを使用したり、羽根の枚数を変えたり、色を塗ったり、電力消費部をLEDではなく電子音が鳴る部品に変えたりすると、いろいろと個性が出せると思います。
2〜3時間程度で作れます!!
「ペットボトル風力発電機」で夏休みの自由研究は楽勝!!
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